院長ごあいさつ

院長 丸野英人

私たちのクリニックでは、関節、骨、筋肉などの運動器の障害や痛みの専門的治療を行うと同時にそれらの機能回復を目的としたリハビリ治療を行うことで患者様の早期の社会復帰を後押しします。
長期に及ぶ痛みは生活の質(QOL: Quality of Life)を低下させてしまいます。痛みを我慢して長らく放置することは、歩行量の低下、歩行スピードの低下、などの機能低下が生じ気付かないうちに外出機会などが減少し活動性の低下が生じてしまいます。こういたQOLの低下を未然に防ぐためには、疼痛をコントロールし、機能低下が生じた筋力を再教育する必要があります。これらについては治療介入のタイミングが大切であり、そのための正確な診断が重要です。
当クリニックでは診断名を患者様にお伝えしています。しかし、現在の整形外科学において病名のつかない病態(筋肉に関連した疼痛、原因部位から続発した関連痛、最初と違った部位に痛みが感じられる、など)は数多く存在します。このような病態でうまく医師に伝えられない、など苦慮している方が多くいらっしゃると思います。これらはレントゲンでは写りませんので診断名がはっきりと伝えられていないことが多いと思います。こういった病態に対して"レントゲンでは大丈夫だから"といった説明で終止せず、原因部位を特定しターゲットを明確にした治療をモットーとしています。
当クリニックでは早期にMRIなどの精密検査を行い、早期に治療方針をたてていきます。また必要な患者様には、膝や腰などの専門的手術も私や腰椎専門医が関連病院で行っています。早期診断から保存的治療、手術治療、手術後のリハビリ、まで切れ目のない一貫した治療を行っていきます。

We bring active life to you.

田所整形外科クリニック
院長 丸野英人

略歴

平成9年
近畿大学医学部卒業
神戸大学医学部整形外科入局
平成15年4月
新須磨病院に5年間勤務
二次救急外傷病院として多くの骨折など外傷疾患の治療に取り組みながら、膝人工関節手術、膝関節鏡手(半月板、前十字靭帯)の治療を行う。
平成20年4月
あんしんクリニックの開業時の医師スタッフとして骨折、スポーツ外傷、膝関節鏡手術、膝人工関節手術、を行う。
平成28年4月
前院長の田所建医師より地域医療をモットーとした当クリニックの方針を承継し院長として理学療法などの保存的治療を行っている。また、これまでの豊富な膝関節手術の経験から、当クリニックの患者様に対しても、あんしん病院で人工関節手術、膝関節鏡手術などの専門的治療もおこなっている。

所属学会・資格等

  • 日本整形外科学会認定整形外科専門医
  • 日本人工関節学会会員

専門分野

  • スポーツにおける外傷(骨折、靭帯損傷など)
  • 膝関節疾患における関節鏡手術(半月板手術、前十字靭帯再建術)
  • 膝人工関節手術

手術実績

平成25年
膝人工関節 137例
膝関節鏡手術 148例(半月板手術132例・前十字靭帯再建術58例)
平成26年
膝人工関節 165例
膝関節鏡手術 127例(半月板手術111例・前十字靭帯再建術50例)

当クリニックの
診療について

最適で前向きな治療法を提案します

この痛みさえなければ…そんなお悩みをお持ちの方に出来るだけ速やかに痛みを取り除いて、元の生活やスポーツに復帰できるように全力でお手伝いさせて頂きます。"すべては患者様のために"を理念として、正しく診断し、患者様のライフスタイルを考えながら、最適で前向きな治療法を提案することを約束します。
また、高齢化が進んでいる現代社会では、いつまでもいきいきと自分らしく生活できることが理想です。当クリニックでは、運動器不安定症の正しい診断を行っています。また、転倒予防や閉じこもりに対しての運動指導や骨粗しょう症の予防治療にも積極的に取り組んでいます。

運動器不安定症: 高齢化によりバランス能力および移動歩行能力の低下が生じ、閉じこもり、転倒リスクが高まった状態

手術について

手術加療の体制を整えております

クリニックでの治療では限界があり、手術が必要な患者様には関連施設にて速やかに手術加療を受けて頂ける体制を整えております。膝人工関節置換術や膝関節鏡手術(半月板、前十字靭帯)などの膝関節手術については出来る限り私自身が関連病院である、あんしん病院で手術を執刀させて頂きます。また腰椎疾患についても腰椎専門医が同様に手術治療を行います。退院後は術後のリハビリや経過観察も、もちろん当クリニックで可能ですので安心して手術をうけて頂けます。

医療法人社団あんしん会 
あんしん病院

最小侵襲手術(MIS)

できるだけ組織を傷めないように工夫された手術のことです。内視鏡(関節鏡)で肩や膝の手術をします。腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症も内視鏡で手術すれば、早ければ次の日から日常生活に復帰できます。人工関節も皮膚や筋肉をできるだけ切らないように手術をすれば、回復をはやめることができます。手術が必要な場合は、関連施設で可能な限りMISで行うようにしています。 手術についても、お気軽にご相談下さい。